アオキの雄花がたくさん咲いています。アオキは雌雄異株ですが、常緑樹の少ないヨ-ロッパに渡っていったのが1783年のこと。ところがこの当時、雌雄の別があることは知られていなかったのですねぇ。雄株が後を追うようにして渡ったのは、なんと、80年後の1863年のこと。これでやっと、ヨ-ロッパの人々もアオキの常緑だけではなく、あの美しい赤い実を愛でることが出来るようになったとか。メデタシ、メデタシ。因に、各地の公園には必ずといってもよいほどアオキが植えられているそうですよ。
写真のこれは雄株で小さな花の4本の雄しべが目立っています。(これが雌花では雄しべが無くて1個の雌しべだけ)
青木咲きしづかに妻の日曜日 大屋達治
弾まず来る縁談一つ花青木 宮脇白夜
夫平熱見れば青木も花つけて 日野晏子