ノウゼンカズラの花は今が盛り。でも、この花は秋まで咲き続けますね。凌霄は漢方薬の名前だそうですが、和名のノウゼンカズラの語源は不明とか。すでに平安時代の初期には薬用として導入されていたのですねぇ。
ノウゼンカズラには、この中国産の他に北アメリカ東南部原産のものがあり、世界にはこの二種しかありません。このアメリカ産のものは花が8〜9センチと長く、花冠が余り広がらないので、簡単に見分けられますよ。(最後の写真がそれで、これは二年前のものの再掲載)
塵とりに凌霄の花と塵すこし 高野素十
のうぜんや海近ければ手狭でも 阿部みどり女
凌霄は妻恋ふ真昼のシャンデリヤ 中村草田男