厳しい寒さが和らいだと思ったら、庭のヤブツバキの花が見る見る内にその数を増やして来ました。メジロやヒヨドリは大喜び。どのヒヨドリもくちばしを黄色く染めていますよ。
このツバキの仲間はアジアに広く分布していて、その数は200種ほどにも。日本にはヤブツバキ、ユキツバキ、サザンカが自生しますが、驚きは、江戸時代の日本人の盛んな園芸品種創出への意欲ですねぇ。元禄時代の園芸書には200以上もの品種が載せられているそうですし、やがては地方大名などの趣味となって「肥後椿」など独特の品種がつくられたりした歴史があるそうです。
落椿われならば急流へ落つ 鷹羽狩行