道端の石の割れ目に,ヒメオドリコソウが咲いているのを見つけました。比較的近い場所にある群落が花いっぱいになるのは,まだひと月も先のことでしょうね。この写真のヒメオドリコソウは小さ過ぎ、花の特徴を写しきれていません。近縁のオドリコソウよりは、ホトケノザに近い。
原産地はヨ-ロッパで、明治の中期に渡来し,東京周辺で雑草化したもだとか。これでも、春の兆しのひとつ。俳句は見当たらないので,オドリコソウでごかんべんを。春の季語。
梢からはやす蛙やをどり花 一茶
おどり子草賽の河原へあと一里 田中きみ女
おへんろの通り過ぎたる踊子草 今井千鶴子