ほとんど未熟な果実ばかりお見せしてきた「果実の季節」も、今日でひとまず打ち切ります。
というわけで、最後の今日は、まだ実のなっていないクサギの予告編です。(笑い)
花の盛りのときには、どちらかといえば淡い草色だった蕚片が、花後には紅色を帯びてきています。秋が深まるに連れて濃く紅紫色になり、五つに裂けて藍色の光沢のある実を真中に据えた様子は、むしろ花よりも風情があるとも言われています。
神奈川県内ではごく普通に広く分布するのですが、なるほど、身近かにたくさん自生しているのが分かったので、時期が来たら、「花よりも風情がある」姿をたくさんお見せするつもりですから、お楽しみに!
色づいてきた花後の蕚片