ここのところ雨模様だったり強風が吹いていたりしていたので、カメラ片手の散歩からは遠ざかっていました。それに、ウメの開花が遅れたように他の花々も例年より遅く咲くのだからという思い込みもあったのですねぇ。暫くぶりに外に出て、アッと驚きました。冬から春先にかけて咲く黄色い花々が満開ではありませんか。
そうした花のひとつがフサアカシアです。700種〜1200種もあるアカシア属の大部分はオ-ストラリアが原産地で日本へは明治時代に渡来したのですが、その中にギンヨウアカシアと呼ばれるものなどがありますね。フランスでミモザと呼ばれるものが、どちらを指すのか両説があって混乱させられます。
北海道で有名なアカシアは「ニセアカシア」と呼ばれて5月〜6月頃に白い花を咲かせるのですが、偽物扱いではいかにもお気の毒と、和名の標準名のハリエンジュと呼ぶ向きもあるとか。アカシアにまつわる話題は豊富です。
喪の花環ミモザをはじめ既に萎ゆ 山口誓子
アカシヤのもとに梢の花も落つ 山口誓子