3月の声を聞くと、その日のうちに庭の餌台を撤去し、ヒマワリの種子を撒くのをやめました。どうやら野鳥たちがさえずり始め、番(つがい)を形成するような気配が感じられたからです。
庭に姿を見せた野鳥たちの中で早いのは3月には産卵期を迎えますから、今は巣作りに忙しく、食べるものも昆虫などの動物性タンパク質に切り替わるのだろうと、素人なりの判断を形にしたという次第。
暫くはカワラヒワが大挙して押しかけ、ムクドリやスズメが地上で餌を捜しまわる様子が続きましたが、今ではその姿もまばらで、ヒヨドリも大好物のヤブツバキの蜜を吸うことに専念。ジョウビタキも3月の4日が最後で、その後、姿を見せません。無事、この冬を越せたトリたちが秋に再び飛来することを期待し、じっと寂しさに耐える今日この頃ですよ。(笑い)
鵯の大きな口に鳴きにけり 星野立子
人のする絶叫なるを鵯もせる 相生垣瓜人