浦島草がたくさん自生していると教えてくださった
海辺の日々のbega さんの言葉(「テンナンショウ属の雪餅草」へのコメント)に背を押されるようにして山道を歩いてみました。
思えば30年以上も前に幼かった子供たちと歩いたっきりで、すっかりご無沙汰の山道なのですよ。体力の現状を考慮して、だらだら坂を上るのを避けて古墳側から六代御前へと歩きました。
7年ほど前に二つの古墳(4世紀の中頃から後半と看做される前方後円墳)が発見されてからというもの、多少は整備されているようで、以前歩いた時にはけもの道程度のものだったのが、少しは歩きよくなっていましたね。私の今の足腰でも大丈夫かなぁと懸念しながらも2時間ほどかけてなんとか歩き通しました。途中、降り注ぐようなウグイスの声を聞きながら、ずいぶん久し振りに小さな自然を満喫。終着点の田越川沿いの頭上からはウミウも歓迎のお出迎えでした。
さて、肝心のウラシマソウですが、あるわあるわ、ほとんど数歩毎に右に左に自生している。撮った写真から判断して、優に数十株のウラシマソウが生えているらしい。全国に分布していて関東地方に特に多く、照葉樹林や竹林、海岸近くの疎林などに生えていると言いますから、この山道も最後の条件にピッタリなのかも。
今朝は少しばかりふくらはぎに張りを覚えるけれど、大いに満足した一日でした。
翁みち浦島草のひげに触れ 小野百合子
浦島草渚の宮の荒れにけり 掘 磯路
浦島草けむりのごとき糸を垂れ 日美井雪
ウミウだと思われますが、お腹が白いのはなぜ?