先日、三宅島にアシタバの青々とした農地が戻ったという報道がありましたね。
伊豆諸島、なかでも八丈島で多く栽培され、ハチジョウソウとかハチジョウゼリの別名をもつアシタバの名前は、今日葉を摘んでも、明日には再び摘めるといわれるほどのたくましい生命力に因んだもので、これを求めて、かの秦の始皇帝が日本に使いを派遣したとする伝説すら伝わっているそうですよ。さまざまな栄養素に富み、薬効にも恵まれているらしいです。
若葉を天麩羅にして食した後、気紛れに家人が庭の片隅に植えたのが伸びて花をつけました。セリ科の仲間で一応多年草なのですが、こうやって花が咲き実をつけると枯れてしまうそうです。
明日葉や流人の島に飛行場 吉村こまつ
明日葉のてんぷらといふ伊予の奥 飴山 實