昨年、初めて偶然に見かけたカルガモの親子の写真を撮ったのが、6月の9日。
そろそろだなぁ、と思いながら、小川沿いに歩いていたら、居ました、居ました、7羽のカルガモの雛が・・・
やがて、茂みの陰に入って見えなくなったので、暫く待っていたら、草陰に突如、ネコの姿。これは、雛の一羽でもやられたなぁ。ところが、やがて、こちらの岸に姿を現したネコがくわえているのは、カルガモの親ではありませんか。
物音もせず、茂みの陰で、どんな状況が展開されたのか、知る術とてありません。でも、でもですよ、子供たちを護って、親ガモが犠牲になったと想像しても、それほどの見当違いではありますまい。
やがて、茂みから泳ぎ出て来た子ガモたちが、一散に、下流に向かって泳ぎ去り、遠ざかっていきます。でも、6羽だけ。確か、7羽だったから、雛の一羽は、恐怖の余り、茂みに留まってでもいるのでしょうか。
文字通り、野生の営みの厳しさを垣間見た想いでした。明日からは、昨年のような楽しい追っかけではなく、6羽の無事を見届ける日々になりそうですね。