グラジオラスは属名由来の園芸品種の総称ですが、ヨ-ロッパやアジア西部に自生していたものに、南アフリカ産の種が新しく紹介されたのを機に品種改良が進んだのだそうです。古い英名は「小麦畑のアイリス」を意味していて、シェイクスピアの戯曲にも登場しているそうですから、ヨ-ロッパで親しまれて来た花なのですね。日本への渡来は明治時代の初期で、オランダアヤメ、トウショウブと呼ばれていた。(写真は”ゴ-ルデン・ゲ-ム”)それ以来、新品種が生まれる度に輸入されて、古い品種は残される事はない、とか。
グラヂオラス妻は愛憎鮮烈に 日野草城
グラジオラス手向けてガイド嘉門次碑 宮脇白夜
刃のごとくグラジオラスの反りにけり 佐久間慧子